介護福祉士の資格取得のすすめ

介護職の中で人を指導する立場になりたい、責任ある立場になってより介護環境を良くしていきたい、そういったキャリアアップの上昇志向がある方におすすめなのが介護福祉士の資格です。介護福祉士は介護職3年目以降で取るのが望ましいとされる資格です。1年目に介護職員初任者研修、3年目までに介護福祉士実務者研修の資格を取った後、という位置づけにあります。この初任者研修~介護福祉士は介護業界のキャリアアップの流れとして基本的なものであり、介護福祉士となった後には、より幅広い資格によるキャリアアップの道筋が開けます。例えばそのまま介護の現場でリーダーや役職ある立場で、職員のまとめ役として働き続けるなら認定介護福祉士、医療介護福祉士に、直接現場には携わらず利用者の家族に要望を聞いてプラン提案をするならケアマネージャーや生活相談員、そして施設そのものの運営者や管理者など、直接介護に携わらない業態を含めたキャリアアップ先があります。

いずれのキャリアアップ先を目指すにしても、まず必要なのが介護福祉士の資格、それを取るに至るまでの実務経験と知識になります。初任者研修資格を取得するには、指定の養成機関での130時間の研修、実務者研修を取得するには450時間の研修を受ける必要があり、年数は相応に必要になります。更に介護福祉士そのものは国家資格です。最低でも3年の実務経験と試験合格が条件であり、取得難度は前者2つよりも高くなっています。しかし、実務者研修で止まる以上のキャリアプランが開けるのも事実であり、挑戦する価値のある資格です。